「カラコンデビューしたい!」と思ったけど、あまりの種類の多さに迷ってしまい、どれを選べばいいのかわからなくなってしまった……という経験、誰もが一度はあるのでは?
度数やスペックに加えて、カラー・デザインなど、選択肢がたくさんあるカラコン探しは、初心者さんには難しく感じてしまいますよね。
そこで今回は、カラコンを選ぶときにまず知っておきたい基本的な情報をご紹介。正しい知識を得ることで、自分に合ったレンズは格段に見つけやすくなります。カラコン初心者さんは必読です!
目次
1.度入りの場合は正しい度数のレンズを選ぶ
2.自分の目にあったBCを選ぶ
■BCとは?
■目に合わないBCのレンズをつけるとどうなるか
3.酸素透過率が高いカラコンがおすすめ
■酸素透過率とは?
■酸素を通しやすいカラコン
4.ワンデーか2week、どちらがいいの?
5.カラコンにはどんなカラーがあるの?
■ブラック
■ブラウン
■グレー
■ピンク
■ブルー
6.おわりに
度入りの場合は正しい度数のレンズを選ぶ
度入りカラコンは、瞳をおしゃれに見せるだけでなく、視力を矯正する役割を持つ「医療機器」。正しく視力を矯正するためには、正しい度数を知ることは必須です。
度数が合わないレンズを着用すると、ピントが合わなかったり遠近感がおかしくなったりと、目に大きな負担がかかります。それによって眼精疲労や目の充血、ひどい時にはめまいや吐き気を引き起こすことも。さらに視力が低下する可能性もあるので、カラコンの度数は必ず正しいものを選びましょう。
正しい視力や度数は、眼科で計測してもらうことができます。普段メガネを使っている人も、メガネの度数とは異なるおそれがあるため、初めてカラコンのレンズを選ぶ時には必ず眼科を受診しましょう。
自分の目にあったBCを選ぶ
BCとは?
BCとは「ベースカーブ」の略で、レンズの丸み・曲がり具合のことを指します。BCの数値が大きいほどカーブは緩く、数値が小さいほどカーブがきつくなります。ブランドやメーカーによって異なりますが、カラコンのBCは大体8.3㎜~8.9㎜のものが多くなっています。日本人にあうBCの平均は8.6mmと言われていますが、しっかり自分にあったBCの数値を知るためには、眼科での受診が必要です。
目に合わないBCのレンズをつけるとどうなるか
BCはレンズ選びのなかでも、装用感を左右する特に重要な数値です。
BCが合わないレンズを着用していると、目のゴロゴロとした違和感やズレによって眼球に傷が付いてしまう恐れが。さらに眼球の圧迫感もあり、不快感によりさまざまな瞳のトラブルの原因となってしまいます。自分にあうBCを知り相性の良いレンズを見つけるのはとても大切です。
ただし、人それぞれカーブの数値は異なるので、レンズのBCと自分の眼球のカーブを完全に一致させるのは難しいもの。自分の眼球のカーブとレンズのBCの誤差が±0.2mm前後であれば、それほど違和感なく装着することができます。
酸素透過率が高いカラコンがおすすめ
酸素透過率とは?
酸素透過率とは、コンタクトレンズの酸素の通しやすさを表す数値。数値が高いほど酸素は通りやすく、低いほど通りにくいといわれています。裸眼の時は、当然ながら酸素透過率は100%。つまり、レンズの酸素透過率は数値が高いほど裸眼の時に近い状態となり、瞳への負担が少ないと言えます。
黒目は酸素を栄養としており、目に届く酸素が不足すると目の充血や乾燥による不快感が生じます。さらに角膜の細胞の代謝が低下するため、瞳が傷つきやすくなり感染症を引き起こすリスクも高まります。カラコン選びの際には、瞳の健康に考慮して酸素透過率の高いレンズを選ぶことをおすすめします。
しかし、酸素透過率の記載があるカラコンは多くなく、そういう時は「含水率」を参考にしてみてください。含水率とは、レンズの水分量の数値を指します。通常、酸素はレンズに含まれる水分を通して角膜に届くため、含水率が高いものほど酸素透過率が高いということになります。
酸素を通しやすいカラコン
キャンディーマジックワンデー(旧アクア) グラスブラウン
内容量 1箱10枚入り
使用期間 ワンデー
度数(PWR) ±0.00、-0.75〜-5.00(0.25ステップ)、-5.50〜-8.00(0.50ステップ)
レンズ直径(DIA) 14.5mm
着色直径 13.9mm
ベースカーブ(BC) 8.6mm
含水率 58.0%
キャンディーマジックシリーズのなかでも大人っぽく盛れると人気の「キャンディーマジックワンデー」。グラスブラウンは繊細な放射状のぼかしフチで、自然な立体感を演出。ナチュラル発色のオレンジが瞳にフェミニンな華やかさをプラスしてくれるおしゃれレンズです。スペックにもこだわりが詰まっていて、酸素をたくさん届ける素材を使用したレンズは快適なつけ心地。さらに、含水率58%と水分を多く含むことで酸素通過率をさらに高め、瞳への馴染みやすさもばっちりの“うるおいレンズ”となっています。
エンジェルカラーバンビヴィンテージワンデー30枚 ヴィンテージヘーゼル
内容量 1箱30枚入り
使用期間 ワンデー
度数(PWR) ±0.00、-0.50〜-6.00(0.25ステップ) -6.00〜-10.00(0.50ステップ)
レンズ直径(DIA) 14.2mm
着色直径 13.6mm
ベースカーブ(BC) 8.5mm
含水率 58.0%
エンジェルカラーシリーズも、高含水58%&酸素を通しやすいレンズを使用した、酸素透過率が高く快適な装用感のカラコン。やわらかなつけ心地で、瞳を健やかに保ってくれます。
淡い着色のヘーゼルカラーと、ムラのあるドットデザインで透け感たっぷりのハーフアイを演出してくれるヴィンテージヘーゼルは、おしゃれなハーフアイを目指す人におすすめ。ヴェールをまとうようにふわっと色づくシアーな仕上がりで、もとから“色素薄い系”のようなナチュラルな雰囲気です。
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ワンデーか2week、どちらがいいの?
コンタクトにはワンデー、2week、マンスリーといった「装用期間」があり、カラコン選びの重要なポイントのひとつとなります。
どれが1番良い、ということはなく、それぞれにメリット・デメリットがあります。まずは代表的なワンデー・2weekカラコンの特徴を比較してみましょう。
ワンデー 2week
使用期間 1日使い捨て 2週間
ケア 常に新品のレンズを使用するのでケア不要で衛生的。 同じレンズを使用するためケア必須。毎日の洗浄・消毒が面倒に感じる場合も
価格 1箱30枚入り(片眼1か月分)2000~3000円程 1箱6枚入り(片眼3か月分)2000~3000円程
ワンデータイプのカラコンは1日使い捨てなのでレンズのお手入れが不要で、いつでも清潔な新品レンズを装用することが出来ます。また、レンズに傷が付いてしまった場合なども、すぐに新しいレンズに取り換えることが可能です。
対して2weekレンズは2週間ずっと同じレンズを使用するため、毎日のお手入れが必要です。レンズケアや衛生面においては、ワンデータイプのほうがメリットは多いと言えるでしょう。
価格については 1か月の間毎日使い続ける場合、ワンデータイプは両眼で約4000~6000円ほどかかってしまいます。対する2weekタイプは両眼で約1,000~2,000円ほどと安価。
コストパフォーマンス面では2weekタイプのほうが良く、毎日使用する人は2weekタイプのメリットが多いと言えます。
それぞれのメリットを考慮しながら、自分の使用頻度やシーンに合わせて相性の良いカラコンを選びましょう。
カラコンにはどんなカラーがあるの?
基本的なスペックを理解したら、いよいよカラー選び!カラコンには豊富なカラー展開があり、そのなかでもフチあり/なしなどデザインも様々。学校やオフィスでつけるならナチュラル系のブラウンやブラック、ハーフ系を目指すならグレーやブルー、といったように、着用するシーンや好みに合わせてお気に入りのカラーを探してみて下さいね。
ブラック
ブラックカラコンは、さりげなく瞳の印象を強めてくれる定番カラー。もとの瞳に近い色味で、裸眼をそのまま大きくしたような仕上がりになるので、ナチュラルな目元を好む人や、カラコン初心者さんにもおすすめです。
同じブラック系でもデザインによって雰囲気が大きく異なり、ぼかしの効いたドットフチや透け感があるレンズは、裸眼のような自然に。くっきり太フチで濃い発色のレンズなら、かわいらしくドーリーな瞳を演出してくれます。
ブラウン
ナチュラルでどんな瞳にも馴染むブラウン。人気カラーなのでデザインの種類も多く、明るめ/暗め、フチあり/なしなど、さまざまなレンズから自分に合うものを選ぶことが出来ます。
ブラウン単色のレンズは、何もつけていないようにナチュラルに。2トーン、3トーンレンズは、オリーブ系、オレンジ系、ヘーゼル系など、内側のアクセントカラーによっても見え方が変化。濃淡や模様により立体感が生まれ、表情のある瞳を演出できます。オフィスや学校でもOKな自然な美瞳を叶えてくれる、万能カラーです。
グレー
ハーフ系の瞳になれるグレーのカラコンは、かっこいい雰囲気を目指す人におすすめのカラー。透け感あるグレーは、もとの瞳を活かしながらナチュラルハーフな瞳に。高発色グレーはガラリと印象を変えてギャルっぽさがアップします。意外に黒髪とも好相性◎
最近ではブラウンとグレーの中間のようなチャコールグレー系のレンズも人気が高く、よりナチュラルで“もとからハーフアイ”のような仕上がりに。流行のオルチャンスタイルにもハマる、今っぽい目元になれるカラーです。
ピンク
かわいらしい雰囲気を演出できるピンク系カラコン。ブラウン×ピンクの配色なら瞳なじみも良く、デイリー使いしやすいナチュラルな仕上がりに。温かみのある目元が甘くフェミニンな印象を与えてくれるので、モテ効果も期待でき、デートなどにも最適です。
明るめのヘアはもちろん、黒髪にも似合うのが特徴。ドーリー系メイクと相性が良く、やわらかな瞳の色によって肌を美しく見せてくれます。
一方、ワントーンの高発色レンズは、コスプレやパーティーシーン向き。くっきりピンクの二次元のような瞳に変化し、印象チェンジが叶います。
ブルー
発色や明るさによって、大きくイメージの変わるブルー系カラコン。高発色の明るめブルーカラコンは、クールなハーフアイに。肌の白さを強調してくれるカラーで、オリエンタルな魅力を引き立ててくれます。逆に、透け感ある暗めブルーなら、黒コンに近いナチュラルな仕上がりになります。
最近は特にナチュラル系の人気が高く、一見ブラックのようにも見えるダークトーンで瞳に馴染む、ネイビー系ブルーカラコンも多く登場。黒コンほど重くならず、ほどよい抜け感のネイビーは、さりげなくおしゃれな目元を目指す人におすすめです。
おわりに
種類豊富なカラコン選びで迷わないためには、まず基本的な知識を知ることがとても重要。
自分に合うスペックを知って、その条件のなかからお気に入りのデザインを探すことで、カラコン選びは格段にスムーズになります。
これからカラコンデビューを考えている人は、まずは眼科を検診して、度数やBCなどを計測してもらって下さいね。正しい知識で、快適でおしゃれなカラコン生活を楽しみましょう!
最終更新日: 2024年11月5日